鳩間島
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鳩間島の物見台

竹富町の島々には、かつて島民たちが遠くの海を見渡し、往来する船や隣の島々の様子を確認したり、火や煙を使って情報を伝え合ったりするために設けられた「物見台(ものみだい)」がありました。

現代のように通信手段が発達していなかった時代、物見台は島と島、人と人とを結ぶ大切な連絡手段であり、生活を支える知恵の象徴でもありました。

鳩間島では、その歴史ある物見台が復元され、現在も島の高台に位置する灯台のそばで見学することができます。青い海と空を眺めることができるその場所に立つと、かつての島民たちが海の彼方に目を凝らし、互いに助け合いながら暮らしていた様子が思い浮かびます。

当時の人々の知恵と暮らしに思いを馳せながら、鳩間島ならではの静かな時間と豊かな歴史の息吹を感じてみてください。