自然と歴史に触れた両親との「大人旅」 20年ぶりの家族のアウトドア体験も

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波照間島に宿泊したTさんにお話を伺いました。
波照間島に宿泊したTさんにお話を伺いました。

両親と結婚前に波照間島に旅をした34歳のTさん。自然豊かな場所で、のんびりと過ごす「大人旅」を楽しみました。

結婚前に両親とゆっくり過ごしたい

ご両親と波照間島に行くことになったきっかけは何ですか?

私が結婚する前に、両親とゆっくり旅行がしたくて誘いました。結婚すると両親と行ける機会は減るじゃないですか。
元々、父親は山によく登っていたので自然は好きで、ゴミゴミとした観光地が苦手。旅先はゆったりとできる場所を探しました。たまたま、2017年に友人と波照間に旅行をした時、海が綺麗で、静かな場所だったので、ここにしようと思ったんです。
でも、最大のネックが、両親が飛行機が苦手なこと。一度、飛行機に乗って怖い思いをしたようで、何十年も乗っていませんでした。沖縄にも行ったことはないし、沖縄特有の料理も好みではなかったようです。
誘った時はとても嫌がられたんですよ(笑)。大きな抵抗を受けたけど、こんな機会じゃないと行けないし、自然を見れば気に入るよと説得して、波照間島に向かいました。
でも、行くと180度態度が変わって、何かあるごとに「波照間島」って言うようになりましたけど(笑)

自然と歴史に触れる旅

波照間島で、両親とどのように過ごしましたか?

サイクリングが中心ですね。半周したら、宿やペー浜で休みました。父が66歳、母が59歳なので、ダイビングなどのアクティビティをするよりは、ゆっくり島をのんびり回って癒されたかったんです。
両親は、島にいる牛とヤギにまず喜んで、初めて見たサトウキビ畑にも感動していました。自転車を降りて、サトウキビの葉が擦れる音を聞いて、森山良子さんの歌の「サトウキビ畑」の歌詞のザワワの意味が初めて分かったと言っていました。現地に行かないと分からないですよね。
そして、海の色に感動して「天国みたい」と漏らしてました。サンゴのかけらが砂浜に落ちているのも見たことがないし、近くの鎌倉の海とは砂の色も、海の色も違う。実際に見たら、本当に写真で見る色なんだと感激していました。
途中で寄ったパーラーで食べたかき氷も美味しかったですね。黒糖シロップ、食べやすかった〜。
長田御嶽に寄って「オヤケアカハチ」をスマホで調べたり、「コート盛」に立って海や畑を眺めたり、沖縄のお墓「亀甲墓」を見たり、島の歴史も学びながら自転車で回れたのは、大人になったからこその楽しみ方の一つですね。
夕食は居酒屋で食べました。塩で煮た魚の「マース煮」があっさりしていて食べやすくて、苦手な沖縄料理もクリアできました。

  • ゆっくり島をのんびり回ってサイクリング ゆっくり島をのんびり回ってサイクリング

  • 綺麗な浜で休憩 綺麗な浜で休憩

家族の思い出、キャンプご飯を再現

両親と行ったからこそできたエピソードはありますか?

両親と一緒に電動自転車で島を回った 両親と一緒に電動自転車で島を回った

朝食の付いていない宿だったので、小さい頃、家族でよく行っていたキャンプの時のご飯を再現しました。事前にレトルトのご飯と缶詰を買っておいたんです。父はホームビデオを撮るのが好きで、朝食の時も「今、朝食です。さばの缶詰、焼き鳥の缶詰があります」と語りながら、みんなで食べているところを撮っていましたよ。
もう一つは、両親と一緒に電動自転車で島を回ったことです。母親が自転車に乗っている姿を見たことがなかったのでとても新鮮でした。
20年ぶりの家族でのアウトドア。そういう出来事こそが楽しいですよね。旅のよさですよね。

我が家の共通語になった「波照間を入れてくれ」

波照間島の家族旅行、思い出話をすることはありますか?

自宅に戻ってから、父は波照間産の黒糖を気に入って、コーヒー牛乳に入れて飲んでるんです。砂糖よりもコクが出て美味しいんですよ。
しかも、父は母に波照間島の黒糖を入れて欲しい時、「波照間を入れてくれ」って言うんです(笑)。余程気に入ったんだと思いますよ。
時々、ホームビデオの鑑賞会をして、3人で振り返りながら今も楽しんでいます。

次は、子供が生まれてから行きたいな。夫とシュノーケルを楽しみたいですね。まだ星空も見られていないので。

※この体験談は、あくまでも個人の感想です。

Tさんの訪れた島の風景

Tさんの旅まとめ

  • だれと旅
    だれと旅

    グループ(家族)

  • 島での移動方法
    島での移動方法

    徒歩&レンタサイクル

  • 宿泊数
    宿泊数

    3泊4日(波照間島1泊)

  • 宿のタイプ
    宿のタイプ

    コテージ

  • おすすめグルメ
    おすすめグルメ

    かき氷

  • おすすめアクティビティ
    おすすめアクティビティ

    サイクリング

  • 島で使った金額
    島で使った金額

    1〜3万円

  • 癒され度
    癒され度

    100%

Tさんの旅の日程

  • 1日目/4日間(出発地 → 石垣島)
    1. 羽田空港から新石垣空港着。

    2. 空港より離島ターミナル行のバス乗車。

    3. 到着後、ターミナル名物のシェイク購入。

    4. 宿泊予定のホテルに荷物を預けに行く。

    5. 焼肉店で石垣牛のランチ。

    6. 14:00より石垣島半周観光に参加。

    7. 川平湾ではグラスボードに乗りウミガメを発見。

    8. スーパーで明日以降の食事など買い出し。

    9. 石垣牛などの食事。

    10. ホテル着 早め就寝。

  • 2日目/4日間(石垣島 → 波照間島)
    1. 6:30ホテルで朝食。

    2. 8:30波照間港行フェリーに乗船。

    3. 10:00頃着 宿泊先の方が港に迎えに来てくれた為、早めにチェックイン。

    4. 近くの民宿で電動自転車レンタル。

    5. 「ニシ浜」で海を見る。

    6. パーラーで黒糖かき氷とカレーのランチ。

    7. 再び自転車で反対方面の「高那崎」「星空観測タワー」「日本最南端の碑」を見る。

    8. 「ペー浜」で休憩し、酒店で泡盛購入後宿へ戻り夕飯まで休憩。

    9. 居酒屋で夕食。魚のマース煮やから揚げ、ラフテー等を食べた。

  • 3日目/4日間(波照間島 → 石垣島 → 竹富島)
    1. 宿で朝食。

    2. 宿にキッチンがある為、石垣島で買った食料で簡単に済ます。

    3. 宿の方に送迎してもらい波照間港へ。

    4. 石垣島着し、乗り換えで竹富島へ。

    5. 宿泊先の方に迎えに来てもらいチェックイン。

    6. 昼食は八重山そば。

    7. 街内を水牛で観光。「コンドイ浜」など散策後、宿で休憩。

    8. 「西桟橋」で夕日を見る。

    9. 夜はカフェで車エビの塩焼きやゴーヤチャンプルーをいただく。

  • 4日目/4日間(竹富島 → 石垣島 → 出発地)
    1. 起きて「西桟橋」へ。

    2. 「西桟橋」でパンを食べながら海を眺める。

    3. チェックアウトし宿の送迎で港へ。その際サーターアンダギーのプレゼントもらう。

    4. 竹富島から新石垣空港へ。

    5. 空港でお土産を購入。

    6. 空港のレストランでマグロ寿司や、アイスを食べた。

波照間島の、ほかの島時間レポをみる ほかの島時間レポを紹介しているので見てね!

島時間レポ 島人編 島での暮らしや活動を語っていただきました。

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新城島(パナリ島)

新城島(あらぐすくじま)は、上地島(かみじじま)と、下地島(しもじじま)の2つの島の総称です。離れた2つの島からなることから、八重山方言で「離れ」を意味するパナリまたはパナリ島とも呼ばれています。
島周辺は、神々しいほど綺麗な海です。かつての南西諸島におけるジュゴンの最大の生息地の一つであったとされます。

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由布島

由布島(ゆぶじま)は、西表島の東岸直近に隣接する小島です。島全体が亜熱帯植物園となっており、色とりどりの植物を一年中楽しむことができます。
西表島から由布島へのアクセスは水牛車にのって向かいます。1周ゆっくり歩いても1時間ほどで回れる手軽な観光地です。

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加屋真島

加屋真島(かやまじま)は、周囲2.5kmの小さな無人島です。約500羽の野生ウサギが生息していて、ウサギ好きにはたまらない離島です。天然記念物のオカヤドカリなど珍しい生物も生息しており、目の前に広がる石西礁湖には約400種類のサンゴと色とりどりのトロピカルフィッシュも生息しています。
石垣島や小浜島からツアーなどで気軽に行くことができ、心を和ませたり、絶景のビーチも楽しめるのが加屋真島の魅力です。