仲良くなった島民の家で
ゆっくり朝ごはん
築100年以上の宿で島を満喫
鳩間島に宿泊したMさんにお話を伺いました。
彼氏のアドバイスもあって、初めての離島の旅で鳩間行きを決めたMさん。ノープランで島に向かったら、築100年以上の宿に泊まれる幸運に恵まれました。
何もないところでいい場所
なぜ、鳩間島へ?
沖縄本島には行ったことはあったので、もっとディープな土地に行ってみたいと思っていました。彼氏(46)から以前、鳩間島に行った時、何もなくていい場所だったと聞いたので、二人でいくことにしました。
2月の観光客の少ないオフシーズン。「最悪、野宿*でもいいや」と思ってノープランで鳩間島へ。行き当たりばったり、宿や食事をする場所を現地の人に聞きながら旅をしたほうが、その土地の生活、文化を体験できると思っているんです。
結局、鳩間島に向かうその日、たまたま個人ブログで見つけた宿に電話をしてみると、「泊まって良いよ」との返事。ラッキーでした。
*竹富町の島々では野宿及びキャンプ場以外でのキャンプは禁止されています。
地元のおじさんたちの歌と踊りを堪能
宿での思い出は?
宿に向かうと、そこは築100年以上の一軒家でした! しかも宿の主人が「魚が釣れるから釣りに行こう」と誘ってくれたんです。
餌は、小麦粉に醤油を混ぜた物。この餌で釣れるのかな?と心配をしながらスタートした釣りですが、やっぱり全然釣れません。魚は見えているのに、1時間やっても釣れません。餌を小さくしても釣れません。結局、1匹も釣れませんでした。でも、おじさんにとって、獲ることが目的ではないんでしょうね。釣りをしているということ自体を楽しんでいるのであって、結果を出すことに意味を見出している訳ではないんだと思います。
宿に帰ったら、おじさんの地元の友達が6~7人遊びに来て、ユンタク*が始まりました。まだ午後3時ですよ。ご飯がテーブルに並べられて、お酒を飲みなよと勧められる。三線を弾いて、歌って、踊って。知っている歌も、知らない歌も、面白い人たちだなぁと思いながら、自然と手拍子をしていました。
そして、酔いもまわった午後8時ごろ、ヤシガニの話で盛り上がり、酔った勢いでみんなでヤシガニを探しに出かけました。千鳥足でみんなフラフラになりながら探しましたが結局、ヤシガニは現れず。
宿に戻ると「俺たち帰るから勝手に寝て」と言われましたね。宿の主人も別の場所に住んでいるようで、宿の泊まり方の説明もなしにどこかへ行ってしまいました。
*ユンタクというのは沖縄の方言でおしゃべりの意味。民宿のゆんたくといえば宿泊客同士のコミュニケーション、飲み会のことです。
「うちにもおいでよ」待っていたのは魚汁
朝はどのように過ごしましたか?
朝起きると、宿の主人が「食パン食べる?」と朝食を用意してくれました。お腹がいっぱいになった私たちに、前日、一緒に飲んだおじさんがやって来て、「うちにもおいでよ、朝ごはん作ってあげるから」と誘ってくれました。断るわけにはいかないし、地元の人の家に遊びにいける機会はほとんどありません。というわけで、お家にお邪魔しました。そこには大きな鍋に作られた魚汁が!
魚でさらに満腹になったその後、別のおじさんにも誘いを受けて、自宅でコーヒーをご馳走になりました。横笛もプレゼントしていただきました。
ヤシガニと島のおじさんたちにまた会いに行きたい!
もう一度行きたいですか?
ヤシガニを食べられなかったのは心残りだし、何もかも、ツッコミどころが満載のおじさんたちに会いに行きたいです。
ただひたすら、私を観光客としてではなく、人として受け入れてくれて、コミュニケーションをとることに垣根がありませんでした。人の温度が心地よくて、気を遣わないでいられる島でした。
次は3日は泊まって、ヤシガニをぜひ食べたいです!
※この体験談は、あくまでも個人の感想です。
Mさんの訪れた島の風景
Mさんの旅まとめ
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だれと旅
ふたりたび(夫婦)
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島での移動方法
徒歩
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宿泊数
4泊5日(鳩間島1泊)
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宿のタイプ
民宿
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おすすめグルメ
ヒバーチ
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おすすめアクティビティ
ゆんたく
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島で使った金額
〜1万円
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癒され度
100%
Mさんの旅の日程
- 新石垣空港(直行便)で石垣島へ。
- 荷物をホテルにおいて、竹富島、黒島、を日帰り。
- 石垣港離島ターミナルから波照間港へ。
- 島内を散策。
- 波照間港から石垣港離島ターミナルへ。
- 石垣港離島ターミナルから鳩間島へ。
- 港から宿へ向かう。100年以上の一軒家の民宿。
- 宿の主人が「魚が釣れるから釣りに行こう」と誘ってくれて釣りへ。
- 宿に帰ったら、おじさんの地元の友達が6~7人遊びに来て、ユンタクが始まりました(午後3時なのに)。
- 酔いもまわった午後8時ごろ、ヤシガニの話で盛り上がり、酔った勢いでみんなでヤシガニを探しに出かける。
- 結局、ヤシガニは採れず。宿に戻ると「俺たち帰るから勝手に寝て」と言われ就寝。
- 朝起きると、宿の主人が「食パン食べる?」と朝食を用意。
- 前日、一緒に飲んだおじさんがやって来て、「うちにもおいでよ、朝ごはん作ってあげるから」と誘ってくれて二度目の朝食。大きな鍋に作られた魚汁を頂く。
- 散策しながら港へ。
- 石垣港離島ターミナルから新石垣空港へ。
- 自宅へ戻る。
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