旅する意味が度変わる 人々の営みと自然が豊かな竹富島

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竹富島に宿泊したAさんにお話を伺いました。
竹富島に宿泊したAさんにお話を伺いました。

石垣島でのダイビングで八重山にハマったAさん。2016年には妻と一緒に竹富島を訪れ、自然のにおいや人々の営みの豊かさに触れ、島を堪能しました。

次元の違う景色

ご夫婦で竹富島を旅した理由を教えてください

結婚前に大学の先輩に連れられて2004年に初めて石垣でダイビングをしてから、八重山の空と海の綺麗さにハマりました。自然豊かで、見たことのない景色がいっぱい。それからは、石垣、竹富、西表をセットにして八重山を何度も訪れています。
妻は沖縄本島に仕事でしか行ったことがなかったこともあって、沖縄旅行に行きたがっていたので、2016年11月、本島とは全然違う八重山に引っ張って行ったんです(笑)。東京で仕事をして毎日ヘトヘトに疲れていて、東京とは全然発想の違う、次元の違う景色を見せたいなと思いました。

久しぶりにかいだ自然の雨の匂い

竹富島では何をしましたか?

ひたすらゆっくり過ごしました。
石垣から船に乗るといつも、海の色と空に八重山の特別な感じがします。
少し曇り空でしたが、自転車を借りて、外周の道路を走って島を回りました。外周道路は初めて走ったんですけど、牛がいるくらいで誰ともすれ違わない。コンドイ浜に行って、海を見て、ぼけーっとして。妻も「何もなくてのどかでいいね」と気に入ってくれていました。
一周終わる頃に、夕立にあってコミュニティーセンターで雨宿りをしました。そうしたら、雨のにおいをすごく感じて。久しぶりでした。東京だとアスファルトがしめる感じで匂いに気づかないんです。自然の雨の匂いって、子供の頃にかいだ田舎のおじいちゃんの家でかいだ匂いがします。草の匂い、土から湧き上がって来る匂い。懐かしかったですね。五感が戻ってきた感じがしました。11月のオフシーズンに行ったことがかえってよかったと思います。

  • 外周の道路を走って島を回りました 外周の道路を走って島を回りました

  • コンドイ浜に行ってゆったり海をたのしむ コンドイ浜に行ってゆったり海をたのしむ

豊かな暮らしに触れる旅

泊まってよかったことはどんなことでしょうか?

西桟橋で夕日を見られたことです。誰もいなくて、「二人占め」でした。30〜40分は、いたかな。大した話はせずに、ぼーっと夕日を眺めていました。本当に綺麗だった。せっかく竹富に行くなら、静かに過ごしたい。八重山にいるときは、都会で起きていることを忘れたいんです。ひたすら無になって、頭も空っぽにして。自然の豊かさに圧倒されるというか。泊まることで、そういう時間を過ごせてよかったと思います。
夜は、翌朝早くから散歩するために早く寝ました。

6時ごろから起きて、赤瓦屋根の続く集落を散歩したら、道でおばあさんたちが白砂の道を掃き清めていたり、子どもたちもランドセル背負って登校していたりして。旅先で、迷惑にならない程度に地元の人の表情を見ながら、生活を感じるのが好きなんです。僕らが非日常と感じる中にも、人の営みがあるんだなと感じます。竹富の集落がずっと何年も同じことを続けて、島のあり方を変えずに育んでいる。とても豊かなことですよね。

旅の見方を180度変えた竹富島

オススメの過ごし方を教えてください

早朝の散歩で出会う島の風景 早朝の散歩で出会う島の風景

普段は忙しくて、奥さんと2人でゆっくり朝を過ごすこともないけど、竹富へ行って、ここでしかできない散策の仕方、たとえば早朝のゆっくりした散歩とか、そういうことができてとてもよかったです。

竹富のあの環境にいくと、スマホを触っているよりも楽しいことがある。そこにあるものだけで過ごす楽しさみたいな。奥さんとは多くを語らなくても、そういう同じ価値観を共有できたなと思います。

昔は、旅と言えば街に行くことで、ヨーロッパでミュージカルを見るとか、ドイツの街を電車で巡るとかだったんです。だから、八重山を知る前は、南の島で何をしたらいいのかなという感じで田舎の旅の楽しさを知らなかった。でも行って見たら、こんなに綺麗だし、豊かだし、人の生活もある。旅することの意味が八重山に行く前と後でまったく変わりました。

※この体験談は、あくまでも個人の感想です。

Aさんの訪れた島の風景

Aさんの旅まとめ

  • だれと旅
    だれと旅

    ふたりたび(夫婦)

  • 島での移動方法
    島での移動方法

    徒歩&レンタサイクル

  • 宿泊数
    宿泊数

    4泊5日(竹富島1泊)

  • 宿のタイプ
    宿のタイプ

    ホテル

  • おすすめグルメ
    おすすめグルメ

    島の定食

  • おすすめアクティビティ
    おすすめアクティビティ

    自転車で島一周

  • 島で使った金額
    島で使った金額

    〜1万円

  • 癒され度
    癒され度

    75%

Aさんの旅の日程

竹富島の、ほかの島時間レポをみる ほかの島時間レポを紹介しているので見てね!

島時間レポ 島人編 島での暮らしや活動を語っていただきました。

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新城島(パナリ島)

新城島(あらぐすくじま)は、上地島(かみじじま)と、下地島(しもじじま)の2つの島の総称です。離れた2つの島からなることから、八重山方言で「離れ」を意味するパナリまたはパナリ島とも呼ばれています。
島周辺は、神々しいほど綺麗な海です。かつての南西諸島におけるジュゴンの最大の生息地の一つであったとされます。

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由布島

由布島(ゆぶじま)は、西表島の東岸直近に隣接する小島です。島全体が亜熱帯植物園となっており、色とりどりの植物を一年中楽しむことができます。
西表島から由布島へのアクセスは水牛車にのって向かいます。1周ゆっくり歩いても1時間ほどで回れる手軽な観光地です。

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加屋真島

加屋真島(かやまじま)は、周囲2.5kmの小さな無人島です。約500羽の野生ウサギが生息していて、ウサギ好きにはたまらない離島です。天然記念物のオカヤドカリなど珍しい生物も生息しており、目の前に広がる石西礁湖には約400種類のサンゴと色とりどりのトロピカルフィッシュも生息しています。
石垣島や小浜島からツアーなどで気軽に行くことができ、心を和ませたり、絶景のビーチも楽しめるのが加屋真島の魅力です。